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松岡正剛の千夜千冊・1635夜

松岡正剛の千夜千冊・1635夜
ジェリー・リンチ
『クリエイティブ・コーチング – 選手の潜在能力を引き出す – 』
 日本では個人がやり玉にあがることが多すぎる。そろそろ個人批判に熱心にならないほうがいい。もっと組織批判(スポーツならチーム批判)をするべきなのである。
  Cocreate(共同的であること)
  Clarity(明快であろうとすること)
  Concise(簡潔で凝集性に富んでいること)
  Copy(周知徹底性がゆきとどいていること)
  Consistent(チームに一貫性があること)
  Chance(大事な変化がおこせること)
  Consequences(結果を出すことに熱心なこと)
  Compliment(誰もが褒めあえること)
 けれども、これからのコーチング・メソッドはこうした既存勢力に学ぶというより、もっともっと情報編集的であるべきだろうと思う。「人」ばかりを相手にするのではなく「組織」を、さらには、「情報」を相手にしたコーチングに向かうのがいいだろうと思う。